Web業界では、数年前から「動画の時代」と言われています。
広告としての動画に限らず、「新商品の使い方」「〇〇料理の作り方」など、Webサイトで動画を使って紹介することで、集客力もアップすると言われています。
今、大注目されている、映像クリエイター。
気になる仕事内容や収入、映像クリエイターになる方法などを、デジタルハリウッド横浜校のネット動画クリエイター専攻トレーナー、高橋遼さんのコメントと共にご紹介します。
■コメント・高橋遼さん プロフィール
最先端技術からアナログ技術を結ぶクリエイティブを提案。朝日新聞AR広告プロジェクト、スターバックス・コーヒージャパン 「清川あさみコラボキャンペーン」、HISプロモーションJリーグ様「ヤマザキナビスコカップ2012ARプロモーション」等、多数のプロモーションを手がける。サンシャイン水族館「ペンギンナビ」では、カンヌライオンズ(旧:カンヌ広告祭)での最高賞のゴールドなど、受賞歴多数。
ポートフォリオとは、作品集のことです。
映像クリエイターとして仕事をしていきたいと思ったら、まず作る必要があるものです。
なぜかというと、就職するときや仕事の依頼を受けるときに、まず、
「ポートフォリオを見せてください」
と言われるからです。
履歴書、職務経歴書と並ぶ、自分アピールの重要な要素です。
実際に動画を制作して、タイトル、作品のコンセプトもつけましょう。
アピールポイントがわかりやすかったり、見やすければ、優秀と思われますし、独りよがりな動画では、評価はされないでしょう。
ポートフォリオは、まさに自分の能力そのものです。
「目的を伝える動画」という視点を忘れずに、取り組みましょう。
映像クリエイターとして仕事をするために、最初の一歩となるのが、映像制作会社への就職です。
先輩について、アシスタントをしながら数年学んで、一人前になることを目指しましょう。独学やスクールだけでは学べない、業界のルール、仕事としての映像作りのノウハウなど、学ぶことはたくさんあるでしょう。
映像制作会社に就職するメリットは、それだけではありません。
先輩、後輩、クライアントや、外部スタッフなど、多くの人脈がつくれるのも、就職の大きなメリットです。
実際に、就職をきっかけに人脈を広げ、腕を磨いて独立した人は、たくさんいます。いきなりフリーランスとして独立するのとは違い、元いた会社から仕事をもらったり、一緒に仕事をしたことのある関係者から、仕事の依頼を受けることもあります。
就職は、映像クリエイターになるための、王道と言えるでしょう。
会社に縛られず、自由に働ける。それがフリーランスの魅力です。
映像クリエイターになって、いずれはフリーランスとして稼いでいきたいと思う方も多いのではないでしょうか。実際に、世の中で注目されている映像クリエイターも多くいます。
映像制作会社に入って、修行をしてからフリーランスになるのが一般的ですが、すぐにフリーランスになる方法もあります。
たとえば、「食べていくだけ稼がなくていい」と、映像クリエイターを副業として考えている人もいるでしょう。
アルバイトや派遣で、週に数日、または数時間働くこともできますし、フリー案件のコンペに応募して、実力で仕事を請け負うという道もあります。
ポートフォリオをWEBで公開して、ブログやSNSなどで発信し続けた結果、仕事につながったという人もいます。
自分の得意分野、たとえば編集だけを請け負うフリーランスとして活躍することもできるでしょう。
映像クリエイターのノウハウを身に付ければ、自分らしく働く道はきっとあるでしょう。
映像クリエイターを仕事にするなら、やはり就職が基本ですね。
そのためにも、独学とスクールと考えたとき、ぼくはやはりスクールをおすすめします。
スクールには多数の求人が寄せられますし、コンペの情報提供など、卒業後のサポートが充実しているからです。
また、ぼくが講師をしているデジタルハリウッド横浜校では、卒業に向けてポートフォリオづくりをしています。
生徒がただつくるのではなく、ぼくを含めた映像クリエイターやネットマーケティングのプロたちが見て、アドバイズしています。
自分の今後の進路を左右するポートフォリオを、プロ教師たちの手でブラッシュアップできるのって、スクールならではのよさですよね。