東日本大震災が発生して、明日でちょうど5年。被災地の復興は徐々に進んではいるものの、今もなお震災の爪痕は残っています。震災の記憶を風化させないためにも、今回は「震災を改めて見つめなおすきっかけを作る」サービスを提供するメディアを集めてみました。
3月11日、1日限定で「3.11」と検索した方に、1人につき10円がYahoo! JAPANから被災地の復興にたずさわる団体に寄付されるというもの。
ユーザー側は、検索することで「寄付をする」という体験や、サイト上に広がるコンテンツを通じて震災のこと、復興について改めて考える機会を得ることができます。
3年前からスタートしたこのプロジェクト、昨年は合計2,918,278人(ユニークブラウザー数)が検索をおこない、29,182,780円を6団体に等分して寄付しました。当日はYahoo! JAPANのトップページでも大々的に特集されることが予想されますので、トップページの変化にも注目です。
Yahoo!JAPAN「3.11、検索は応援になる。」
https://fukko.yahoo.co.jp/
「3.11 WALK」とは、東日本大震災が発生した3月11日に、通勤・通学先から歩いて帰ることで、震災の記憶を風化させず、防災への意識を高めてもらうために考案されたイベントです。
このイベントの特設サイトでは、「3.11WALKマップ」という避難場所や医療機関、給水地点などがGoogleマップ上に表示される便利なコンテンツを提供しています。実際に歩いて帰宅する際は、スマホで簡単に調べることができますし、ハッシュタグ「#311walk」をつけて、TwitterやFacebookに投稿することで、ユーザー同士で情報を共有することもできます。
3.11WALK「3.11は歩いて帰ろう。」
https://311walk.jp/
Tポイントが被災地支援活動の一環として実施しているキャンペーンで、「笑顔のもと」の写真を撮り、InstagramやTwitterのアプリから、ハッシュタグ「#SmileForTOHOKU」をつけて投稿すると、1投稿あたりTポイント1,000ポイントを東北の子どもを応援するプロジェクトに寄付するというもの。東北の子どもたちが「学び」や「楽しさ」を感じることができるイベントの実施のためにあてられます。
Tポイントカード「#SMILE FOR TOHOKU」
https://event.tsite.jp/story/2504
このほかにもGoogleは2011年7月に開始した「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として、被災した地域のストリートビューを更新。また、ニコニコ動画では特設サイト「東日本大震災 3.11特集」で、生放送企画や震災に関する動画アーカイブを公開しているほか、LINEでも期間限定で被災地復興支援スタンプ「3.11 つながるスタンプ」を販売するなど、様々なメディア、SNSで震災を見つめなおす特集が展開されています。
復興支援につながり、改めて震災について考えるきっかけとなる取り組みに、PC、スマホで気軽にアクセス、参加してみてはいかがでしょうか。