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モバイルサイトの表示速度とWeb制作側のジレンマ

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少し前まではスマホ対応が叫ばれていましたが、今はパフォーマンスアップやマーケティングの分野で、日々新しいモバイルWeb技術が登場しています。前回の記事でもふれた「AMP(Accelerated Mobile Pages)」はご存じでしょうか。

Accelerated Mobile Pagesって何?

Googleが推進しているプロジェクトで、2015年10月に公表されたモバイル端末でのウェブページの表示を高速化するためのプロジェクト。Googleの仕様通りにモバイルサイトを作ると、モバイル検索結果からリンク先のページがめちゃめちゃ速く表示される仕組みで、略して「AMP(アンプ)」と呼ばれています。

2016年2月からGoogleのモバイル検索結果にAMPページが表示されるようになりました。

詳しくは、以前モバイルラボの記事でも紹介していますが、まぁとにかく速い。

ちなみに、Google検索結果で変化があったのはモバイルのみではなく、PCサイトでも同2月から右カラムのAdWords広告枠が廃止になっています(例外として商品リスト広告やナレッジパネル内の広告が表示されることも)。

AMPのメリット&デメリット

いちばんのメリットは表示速度の向上。スマホユーザーはページの読み込みに3秒以上かかると、40%のユーザーがそれ以上の閲覧をやめてしまうといわれています。

個人的にもよっぽど見たいサイトであればもう少し我慢するものの、スマホではその場ですぐに知りたい情報を探していることが多いので、他のサイトにいってしまうことがほとんどです。このようなユーザーにとっては、すぐに表示されるAMP技術はとてもウェルカムな話。

もうひとつは、AMP対応しているページがGoogle検索結果上部にカルーセルで表示されること。ユーザーに“AMP対応しているページは速い”ということが浸透すれば、非対応のページよりは流入アップに繋がるはずです。

デメリットは、どちらかというと提供側。

◆ AMP用のページを用意する必要がある
◆ AMP JS以外のJavaScriptを認めない

JSが使用できない……orz
広告やデータ解析はWebサイトでのマネタイズに欠かせない要素。広告や解析タグはいったいどうなるのか。このあたりの問題が解決できないと、爆発的に普及することはないような気がします。

制作側が提供したいものがユーザーに喜ばれる訳ではない

スマホサイトの使われ方は年々変わってきていますが、提供している方がなかなか適応できていないように感じます。

トップページから詳細ページまでたどり着くようなフローは稀で、詳細ページに直接アクセスし、そのまま離脱するユーザーがほとんどなのに、広告の観念は1PVいくらというような考え方から抜け出せず、提供側(特にメディア)は「回遊率アップ」のための改善に試行錯誤しているのが現状。

AMPが浸透すれば、Web広告の環境は大きく変わるかもしれませんね。

この他にも、リッチなデザインや動きはAMPでは実装できません。ちょっと乱暴ですが、Safariの「リーダー表示」みたいな感じ。

mainichi

シンプルだからこそ速い。当たり前のことですが、日本のWebデザインの歴史を顧みると、ここのジレンマもなかなか解消しにくそう。

スマホサイトのパフォーマンス向上対策は必須に

と、このように制作側には頭がいたい問題もありますが、ユーザーにとっては使いやすい以前に、ストレスなく最適なスピードで表示されるサイトが普通になってきています。

今回のAMP対応だけでなく、パフォーマンス向上の対策は今後モバイルサイト制作には欠かせないものとなるでしょう。

Google推奨のAMP対応。導入ガイドの日本語版も出たようなので、気になる方はぜひ参考に試してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人


モバイルラボ 編集部
ヨコハマ・モバイルラボとは? モバイルならではの表現ってなんだろう? 一瞬のひらめきや感動は手のひらから始まっています。 新しいクリエイティブのカタチをここから探してみましょう。
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Mobify(モビファイ)とは

Googleが認定しているマルチスクリーン対応のための最適化サービス。
デバイスに応じ、専用にデザインされたサイトを表示することができます。
ページの表示を高速化させる仕組みも持ち合せており、ユーザーの離脱を防ぐことが可能です。

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